"せえの” で 余白の空

ついばんだ 桜 1つ

泥棒役者に心を盗まれた話

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今年4月に美女と野獣を友達と映画館で観た以来、映画は久々でした。

それが年内次に観る映画が泥棒役者になるとは、微塵にも思っていませんでした。

 

今年初め、某女優さんが電撃引退を発表しその影響は各方面へ飛び火しました。

 

清水富美加が「泥棒役者」降板、代役に石橋杏奈 損害は数千万円か - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

石橋杏奈、清水富美加の代役果たす 関ジャニ∞丸山隆平らが感謝「俺たちの救世主」<泥棒役者> - モデルプレス

 

 

私の推しの玲奈さんも「笑う招き猫」という映画で共演していたので

この問題は凄く注目していましたが

その時点で「あー丸ちゃんの映画もあるのかぁ。大変だろうなぁ・・・」位にしか思っていませんでした。

何故なら当時の私は丸ちゃん目当てで丸ちゃんが出てる

演技系の作品をひとっつも見ていなかったからです!!!

メトロックの記事でも察して頂けるかと思いますが

私が丸山さんにトキめいた瞬間は音楽がキッカケで

それ以外の所を注目して見るという思考回路がまだ出来上がっていなかった。

だからドラマ出演・映画出演・舞台出演のどれにも

アンテナが伸びてないし、反応しない・・・。

今となってはもう悔しさしかなくて、その中でも特にマクベス!!!

マクベスをやる事は知っていたので今思えば勿体無いタイミングだったなって痛感します。

丸山さんのマクベス・・・見たかった・・・。

 

さて、話しを戻しますが

この映画を見るにあたって事前情報は何も入れずに行ったんですけど

監督の西田さんってタイバニの脚本家の方なんですね!!

どちらかと言えばこちらに馴染みが深いw

映画のエンドロールに平田さんのお名前がある時点であれ?ってなってたんですけど

この繋がりがあるのは納得です。(ちなみに映画内では見つけられてませんw)

 

さて肝心の映画の感想ですが

とても良く練られていて、かつコメディになりすぎず

最後にきちんとまとめられていて

見終わった後のすっきり感がとても良かったなと思います。

これって原作がまず舞台として作られているっていうのも大きいのなか?と感じました。

舞台版と映画版に違いがあるのかは解りませんが

はじめのついた嘘が一気にバレるんではない所はとても流れとして自然だし

前園先生はぶっとんだキャラクターなのかな?と思っていたけれど

そうじゃなく、実は人としてとても真っ当である所も

1つ1つが丁寧でそれが自然と成り立っている=作られているから

観ていて気持ちの良さの理由なのかな?と思いました。

 

私が観た回は平日の昼間だったせいか

観客層が若い人よりも年齢が高い方が多くて

これは市村さんが出てる影響なのかな?と思っていたんですが

その層の方達が凄く自然に笑いをこぼしていらっしゃって

改めて「作品」が人を選ばないものなんだと実感出来たし

その作品の主演を丸山さんが出来た事への嬉しさが勝手に溢れてしまいました。

 

エンドロールでイントロが流れ

Aメロで丸山さんの声が流れる瞬間にさらにその感情が爆発して

この声!!主演の人の声なんすよー!!って叫びたくなる気持ちでしたw

作品全体としての感想はこんな感じで

ここからは丸山さんが好きな1人のヲタクとして

ツボだった映画のシーンについて話していきたいと思います。

 

コメディ映画ってある意味凄く難しいと思うんです。

ここ笑う所です!って過剰になりすぎると見てて疲れるし

振り切りすぎると他のキャストから浮いてしまうし

勿論そこら辺は演出の方の方向性もあるんでしょうけれど

普段の丸山さんが丸山さんである部分がとても活きていた様に感じました。

勿論グループとしては一発芸やったり前に出て不思議な事をしたりして

笑いをとっていく「丸ちゃん」もいるんですけど

その反面、空気を読もうとすっと引いて全体を見てる人でもあるのかな?と

私は感じたりもしてて、求められる事に敏感な所が

この映画のはじめを演じる所で見え隠れした気が勝手にしてましたw

インタビューで西田監督の求められるままに演じました。と仰ってたりしてましたが

それって力が無いと出来ない事だと思うんですよね。

そこに監督の全信頼が現れていて私は堪らなかったりしました。

 

一点、鍵を開けるシーンになると

そうせざるを得なかったはじめの一面が出てきて

私はその目が好き過ぎて、後半の金庫のシーンではゾクゾクしてしまいました。

初めは悪い事の為に使ってきた器用さを

前園先生の為に発揮しようとするはじめの鋭い眼差しが

個人的泥棒役者ベストシーンNo2でした!!!

そこNo2なのかよって話しなんですが、No1は他にちゃんとあります。

これ丸山担さんは皆同じだったともう勝手に思っていますけれど

個人的泥棒役者ベストシーンNo1は

 

秘密を打ち明けた後

美沙が太陽くんのマスコットとはじめの顔を並べるシーンです!!!!

その瞬間のはじめの顔といったらもう・・・。

もう・・・。

 

 

この瞬間、私ははじめ君に恋に落ちたし丸山さんに惚れ直したし

美沙には幸せになって欲しくなったし、何よりこの2人に幸あれ!!!って感じで

勿論、私の心臓に刺さった矢は抜けずにそのままなんですけども

兎に角「ハッピーエンドでよかったー!!!」と

私の中の織田裕二世界陸上並の興奮で暴れまわっておりました。

 

思えば、映画の冒頭の同棲のシーン

天ぷらを揚げたててで食べて欲しい美沙ちゃんと

それでもやっぱり一緒に食べたいはじめ君がもう最高に愛おしかった!!!

絶対幸せになってほしいカップル感ここから始まってた!!!

 

納得です。

ありがとう・・・私の分までお幸せに・・・()

でも、丸山さん自身は揚げたてで食べたい人で

揚げてる横でお箸もって待機するって何かで言ってた気がするので

やっぱり丸山さんって最高だなって思いました・・・。好き・・・。

 

さて、期間限定だと思うんですが

主題歌である応答セヨのMVと連動した動画が公開されております。

 

www.youtube.com

 

実は映画の中で一番私が涙してしまったのが

エンドロールで「嘘になる前に」という歌詞が流れた瞬間でした。

 

ここで一気に物語と曲と歌詞が脳内で全て繋がって

その瞬間に涙腺まで到達して「うわー!うわー!」となったんですよね・・・。

その感じがこの動画で少し味わえるんじゃないかなぁと思うので

是非これは観て欲しいなぁと思います。

 

このエントリーを書き始めた時はまとまらなくてどうしよう・・・って感じでしたが

なんとか形になったかな・・・?

あんまり1つの作品について深く語ったりしない性質なのでw

 

これからは音楽以外でも役者として丸山さんを観ていきたいと思えた

私の中で大きなターニングポイントになる作品・泥棒役者の感想でした。

お付き合い有難う御座いました!